Bizmates法人契約プラン導入事例 太陽石油 株式会社様
石油・石油化学製品の製造・販売を担い、総合エネルギー企業として社会貢献と成長を目指す太陽石油株式会社。激動する環境の変化の中、新たな価値の創造に向けたグローバル人財育成を課題として捉えていた。
同社は、社員一人ひとりの「挑戦してみたい」という想いを形にできる風土醸成を目指す中、英語力の習得に留まらず、未知の環境でも主体的に関わるマインドへの変化を促すステップとして「Bizmates X」を導入。社内公募による短期集中の海外ビジネス体験を通じて、社員の挑戦を後押しし、さらなる風土醸成への取り組みを進めている。
- 製造業(石油・石油化学製品の製造・販売)
- 301〜1000名
- グローバル人財育成
- Bizmates X(海外研修)
導入インタビュー
導入前の課題
新たな価値の創造に向けたグローバル人財の育成
―今回、どのような課題から海外研修プログラムを検討されたのでしょうか?
太陽石油株式会社 人財部教育グループ ご担当者様
当社のようなエネルギー産業は、構造的な内需減退や政府の2050年カーボンニュートラル宣言など環境変化が進んでおり、大きな転換期を迎えています。こうした環境の変化そのものを新たな価値を創造する機会と捉え、社員が主体的に挑戦するマインドを育成し、グローバルなビジネス環境を経験させることで成長を促すための施策として海外研修プログラムを検討していました。
太陽石油株式会社 人財部教育グループ ご担当者様
―これまでも海外派遣の取り組みはあったのですか?
はい、社内公募、または選抜によりシンガポールを起点とした約3カ月間の海外派遣研修などを行っています。しかし、近年ビザ取得が厳格化したこと、3か月間職場を離れることへの影響を懸念して応募を躊躇する社員がいることなどの課題があり、「参加のハードルを低くして、挑戦したいと思ってもらえるプログラムにしたい」と考えていました。
選考プロセス
より多くの社員に、海外でのビジネス体験機会を提供したい
―他社のプログラムも検討されたのですか?
はい、他社のプログラムもいくつか比較検討しました。
例えば、エネルギー関連のシンポジウム・展示会や、海外インターンシップに参加するというようなものです。
良いプログラムだと感じたのですが、開催される時期が限られていたり、参加期間が長かったりと、課題の解決に繋がらず、見送らざるを得ないと判断しました。
―その中で、なぜ「Bizmates X」を選ばれたのでしょうか?
太陽石油株式会社 人財部教育グループ ご担当者様
決め手の一つは、「5日間」という短期間のプログラムである点です。
期間が短いため、社員自身も手を挙げやすくなります。
加えて、事務局の視点からはサポート体制がしっかりしている点も選定の理由となりました。事前ガイダンスがあるのはもちろん、派遣中も参加者の様子がわかる日々の「デイリーレポート」や講師陣のフィードバックが共有され、我々としても安心して社員を送り出し、見守ることができました。
業務上海外の方とコミュニケーションをとる機会は一部の部署に限られており、これまで海外に出た経験がない社員もいます。
だからこそ、慣れ親しんだ環境を飛び出し、不慣れな海外で「自分の言葉が伝わらない」という苦い経験をし、身振り手振りを使ってでも海外の方とコミュニケーションをとり、海外の文化に触れることが大切です。こうした経験を通じて、海外の方とのコミュニケーションのハードルが下がる経験をするには「BizmatesX」は最適なプログラムだと思います。
太陽石油株式会社 人財部教育グループ ご担当者様
参加者の募集
最小実施人数の4名が集まるかという懸念を覆した、応募者の熱意
―「完全公募(手挙げ制)」で募集されたそうですね。社内の反応はいかがでしたか?
最小実施人数である4名が集まらない懸念がありましたが、実際には入社数年目〜30代半ばの若手社員を中心に、8名の応募がありました。これには私たちも良い意味で驚きました。
単なる研修旅行に終わらせないために、参加にあたっては「どのような理由で今回参加したいのか」「Bizmates Xで得た経験を将来どのような形でキャリアに活かしたいか」を問うエントリーシートの提出を必須としました。
そこに綴られていたのは、「実務で通用する英語力を現場経験を通じて身につけたい」「キャリアの視野を広げたい」といった、日頃の業務だけでは見えにくかった社員の熱意や真摯な想いです。
「経験したい」「挑戦したい」「成長したい」という応募者の想いを汲み、4名1班の募集でしたが、予定を変更して2班に増やすことで、応募者8名全員をフィリピンへ派遣することを決定しました。
研修の成果
困難を乗り越えた参加者たちが見せた、主体性とマインドの変化
―実際の現地での5日間についてお聞かせください。
現地でのワークショップは、決して容易なものではなかったようです。
英語を駆使しなければプロジェクトが前に進まない環境の中、最初の1~2日は会話の意図が十分に理解できず、周囲に置いていかれるような焦りを感じた参加者もいました。
しかし、私たちとしてはこのような「思い通りにいかない経験」も重要だったと考えています。
応募した時の想いが、諦めずに課題と向き合わせ、自らの力で乗り越えさせることができたのだと思います。
―帰国後、参加者の皆さんには具体的にどのような変化があったのでしょうか?
私たちは、この研修を「ただ行って帰って終わり」にするのではなく、失敗も成功も含めたリアルなビジネス体験を積むことで、自分の可能性に気づき、将来のキャリアやグローバルビジネスに関わるためのスタートラインに立ってほしいという思いがありました。
ある参加者は、失敗を恐れて発言をためらってしまう傾向がありましたが、研修中のフィードバックでマインドが大きく変わり、単語やボディランゲージを用いながら「完璧よりも間違いを恐れずに伝える姿勢」を身に付けました。また、将来は海外に関わる仕事に挑戦したい意欲が高まるなど、こうした彼らの前向きな変化は、我々の想像を超える本当に素晴らしい成長だと感じています。
英語力が上がったということ以上に、このように「海外の方と自らコミュニケーションをとるマインド」「挑戦するマインド」の獲得こそが最大の成果だと感じています。
そして自ら手を挙げてくれた若手が8名もいたことは非常に喜ばしく、困難を乗り越えた彼らの中で、意識が変わり「自分の可能性」を感じられた社員が一人でも生まれたのであれば、今回の研修は意義があったと確信しています。
今後の展望
社員の挑戦を後押しする仕組みとして継続へ
―今回の研修を振り返って、今後の展望をお聞かせください。
現在弊社では、社員一人ひとりの「挑戦してみたい」という想いを形にできる風土醸成を目指しています。
今回の研修で、社員が自ら手を挙げ、不慣れな海外の舞台で自らの可能性に気づき、マインドの変化を感じて帰ってきたことは、風土醸成の大きな一歩となりました。
今後、参加者たちが書いたリアルな体験レポートを目にすることで、他の社員が「自分も挑戦してみよう」「まず手を挙げてみよう」と思えるような効果を期待したいですね。
実際に、社内からは「次もやるの?」「また派遣の機会はあるの?」といった前向きな声も上がり始めています。
これからも「経験したい」「挑戦したい」「成長したい」と願う社員が迷わず手を挙げられるように「BizmatesX」への参加機会を提供し、挑戦を後押ししていきたいと考えています。
―本日は貴重なお時間をありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
▼Bizmates X:5日間のプログラム
参加者の声①
英語は想いを伝えるための「ツール」。
Bizmates X で掴んだ、自ら一歩踏み出すためのポジティブなマインド
太陽石油株式会社 本社 産業エネルギー部
M.Y様

参加の背景:実力を試す絶好の機会と、「自らも戦力になりたい」という想い
―現在のご業務と、これまでの英語学習について教えてください。
私は現在、産業エネルギー部に所属し、国内の燃料販売、具体的には発電所や航空会社向けの燃料の営業を担当しています。現在の部署で英語を話す機会はほとんどありませんが、転送された海外の取引先からのメールを確認するなど、以前より増えてきたと思います。
入社当時のTOEICは400点未満でした。プライベートでは一人で海外旅行に行くほど旅行が好きでしたが、当時はスマホを駆使してなんとか乗り切るレベル。それでも、旅行のたびに「もっと喋れたら楽しいだろうな」というもどかしさをずっと抱えていました。
転機となったのは2024年、社内の英語学習制度が整ったのを機に本格的に勉強を開始したことです。Bizmates Xに参加する1ヶ月前に受けたTOEICでは610点程度までスコアを伸ばすことができ、その状態で今回のプログラムに挑みました。
―Bizmates Xに参加しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
英語学習を続ける中で英語への関心が高まり、会社に支援してもらっているからには仕事で学んだことを活かせる日が来ればいいなと考えていた際、「Bizmates X」を知ったことです。
当時、会社として海外のお客様とのやり取りを今後増やしていきたいという方針がある一方で、部署内に英語ができる人財が1人か2人に偏っており、特定の人が対応している状況でした。
もし自分が英語を話せるようになれば、「彼女にお願いしてみよう」と頼ってもらえるかもしれない。そのような環境の中で、自分も貢献したいと考えたのが参加理由の一つです。
現地での苦悩:日本語ならできることが、英語ではできない「もどかしさ」
―フィリピンでの5日間、特に苦労されたポイントはどこでしょうか?
まず最初の壁は、「日本人同士で英語を話す」という心理的な違和感でした。
普段日本語で喋っている同僚と、あえて英語でコミュニケーションを取ることに最初は強い気恥ずかしさを感じました。2日目くらいまでは、その違和感を拭いきれず、どこか難しさを感じていたんです。
しかし、Day 2で現地企業の社長さんから直接プロジェクトの指示を受けるミッションが始まると、状況は一変しました。資料を合わせても内容の理解度は2~3割程度。何をすべきかの整理さえ難しく、「恥ずかしがっている余裕」は一気に吹き飛びました。
英語を使わなければ、目の前のビジネス課題が1ミリも前に進まない。そんな極限の環境に身を置いたことで、Day 3には英語で話すことへの抵抗感が驚くほど消え、それが日常のようになっている自分に驚きました。
日本語なら当たり前にできることが、英語というフィルターを通した瞬間に全くできなくなる。
ビジネスにおける英語の瞬発力のなさを痛感し、本当にもどかしく悔しい思いをしましたが、この「逃げ場のない環境」こそが、自分を甘えから引き離してくれたのだと感じています。
マインドの変化:「粘り強く伝えれば、想いは届く」
―研修の後半、どのような変化がありましたか?
Day 4(チームプロジェクト最終日)のチームプレゼンが大きな転機でした。
当時、私とチームメイトの意見が最初食い違っており、私の伝え方が至らずお互いのアイデアが十分に理解されていない状況でした。以前の自分なら「もういいや」と妥協して諦めていたかもしれません。
しかし今回は、「チームで協力してよりよいものを作り上げたい」「そのためにも自分の案を理解してもらいたい」という強い想いがありました。
タクシー移動中も、チームメイトが自分の意見を理解してくれるまで、諦めずに何度も何度も言い換え、伝え続けました。
最終的に私の案が採用され、プロジェクトとして形になったとき、「粘り強く伝えれば、想いは届くんだ」という大きな自信を得ることができました。
プログラムを終えて:英語は完璧である必要はない、コミュニケーションのための「ツール」
―帰国後、ご自身の中で変わったことはありますか?
「正しく言おう」と身構えるのではなく、「コミュニケーションだからもっと楽しもう、伝えよう」という気持ちになれたことで、英語がシンプルに好きになりました。
帰国後のエピソードとして、空港のコンビニで焼きそばパンをじっと見ていた外国人の観光客の方に、自ら声をかけて説明したこともありました。商品の説明だけでなく、「日本の高校生が大好きなんだよ」といった文化的な背景も交えて伝えたところ、非常に喜んでくれました。このような自分からの積極的なコミュニケーションは、以前の自分なら絶対にありえなかった行動です。
また、帰国して2週間後に、海外の企業が集まる会合へ出席する機会がありました。
研修に行く前は「英語だったらどうしよう」と不安に思っていたはずですが、研修を経た今は「むしろ外国の方、どんどん来てほしい」と、学んだことを試したくてワクワクしている自分がいました。このように、自ら「挑戦してみたい」とポジティブに思えるようになったことは、非常に大きな変化だと感じています。
―ありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
参加者の声②
英語力ゼロ、海外経験なしからの挑戦。
研修で得た「恥を捨てる勇気」と「困難に屈しないマインド」
太陽石油株式会社 四国事業所 操油部
I.K様

参加の背景:入社14年、キャリアの視野を広げるために選んだ「異世界」への挑戦
―現在のご業務と、これまでの英語学習について教えてください。
愛媛県今治市にある四国事業所の操油部に所属しています。主な業務は、精製されたガソリンやジェット燃料などの出荷立ち合い、原料となる原油の受け入れ、そして貯蔵タンクの点検・保全といった現場管理がメインです。
英語に関しては、正直にお話しするとこれまでの人生でほとんど触れてきませんでした。
海外旅行の経験も一度もなく、今回の研修が、私にとって初めての本格的な英語への挑戦であり、初めての海外経験でもありました。
普段の業務でも、ごく稀に海外の船との立ち合いはありますが、基本的には日本語が通じる環境なため、英語を使うことはほとんどありませんでした。
―Bizmates Xに参加しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは、「自らのキャリアの視野を広げたい」と考えたことでした。
弊社の本社には、世界中から原油を買い付けてくる部署など、英語を武器に戦っているフィールドが存在します。将来の自分のキャリアを考えたとき、そうした部署がどのような視点でビジネスを動かしているのかを肌で知っておくことは、自分にとって大きなプラスになると感じていました。
そのためあえて、今の自分から最も遠い場所にある「ビジネス×英語」という異世界に身を投じる。そこで他部署のチームメイトたちから新たな刺激を得ることで、自分自身のキャリアの視野を広げたいと思い、参加を決意しました。
直面した壁:会話に入れない「無力感」と「悔しさ」
―実際にフィリピンでのプロジェクトが始まって、いかがでしたか?
期待と不安が入り混じる中でスタートしましたが、正直に言って研修2日目が「最も辛かった瞬間」でした。
その日は、現地のショッピングモールへ行き、フィリピンの化粧品会社に対して日本展開のプランを提案するためのリサーチや議論を行うプロジェクトでした。現地のビジネスパーソンやチームメイトが英語で議論をする中、私は「何の内容を会話しているのかすら分からない」という状況でした。
チームメイトに貢献したい気持ちはあるのに、会話の輪に入れず、ただ横に立っていることしかできない。あの時の「置いてけぼりになっている感覚」と無力感は、非常に苦しく悔しい経験でした。
マインド・行動の変化:恥を捨て、仲間を頼り、アイデアで勝負する
―その挫折から、どのようにマインドを切り替えたのでしょうか?
私は負けず嫌いなこともあり、せっかく参加したからにはチームに貢献し、自分自身の爪痕をしっかり残したいと考えていました。
そこで出した答えが、「恥を捨てる」ことです。英語のハンディーキャップを理由に立ち止まるのではなく、「自分のアイデアを伝えること」「アウトプットすること」に集中しようと、マインドを切り替えました。
―具体的に、どのようなアクションに移したのですか?
まずはコミュニケーションの姿勢を変えました。完璧な英語でなくていい。言葉が不十分なら、ボディランゲージやジェスチャーを全身で使い、「自分はこれを伝えたいんだ」という熱意を見せることに全力を注ぎました。
周囲から『出川イングリッシュ』と呼ばれるほど、なりふり構わず想いをぶつけることができたと思います。
黙っていてはインパクトも残せませんし、何より自分の力を100%出し切ったことにはならない。そう気づいてからは、「待つ」のではなく「自分から働きかける」マインドに完全に切り替わりました。
―その結果、Day 4 には素晴らしい成果を出されましたね。
Day 4(チームプロジェクト最終日)のプレゼンコンペに向けて、私たちの提案が選ばれるようチームメイトと入念な準備を行いました。
自分一人で解決できないことは、素直に仲間を頼る。そう決めて、コッソリ夜にチームメイトと電話で1〜2時間の作戦会議を行い、翌日のスケジューリングや役割分担を徹底的に詰めました。
迎えたプレゼンテーションでは、自分たちのアイデアを情熱を持って提案した結果、見事コンペで優勝することができました。
「英語を喋れないから何もしない」のではなく、「今の自分が持つアイデア力で貢献する」
言語の壁があっても、想いを伝えようとする姿勢、またそれが伝わればビジネスは動かせるのだと、身をもって実感した5日間でした。
研修の成果:コミュニケーションの「積極性」や「主体性」の向上
―帰国後、ご自身の中で変わったことはありますか?
普段の業務で英語を使う機会はありませんが、マインドが大きく変わりました。
例えば、外国の船が港に入ってきた際、以前の私なら言葉の壁を感じて無意識に距離を置いてしまっていました。しかし今は、海外クルーの方を見かけたら自分から積極的に「どこから来たの?」とスモールトークを投げかけるようになりました。前よりも壁を作らず、まずは「話しかけてみよう」という前向きなマインドに変化したと感じています。
また、私の部署は交替勤務のチーム制で、以前は課題に直面しても、周囲に任せて自分から意見を言うことは少なかったんです。
しかし研修を経て、「自分のアイデアを出し、相手に伝えて理解してもらう」という姿勢が、習慣として自分の中に染みつきました。
今ではチーム内で問題が起こったとき、進んで「こうしたらどうか」とアイデアを提案し、説明して周囲の理解を得る、という主体的なアクションが自然とできるようになりました。
―Bizmates Xを終えて、これからのキャリアをどのように見据えていますか?
今の部署に配属されてまだ1年半ですので、まずは現在の現場でしっかりと経験を積み、エキスパートを目指すことが大前提です。
その上で、もし今後、社内で「海外プロジェクトがあるから力を貸してほしい」とお願いされたら、今は迷わず「ぜひ参加させてください!」と答えます。
社内で募集があれば、自ら上司に「僕の名前を挙げてください」と直接言えるくらい、マインドが驚くほど前向きに変わりました。
おそらくフィリピンに行く前の私だったら、言葉の壁を気にして、正直なところ挑戦すること自体を億劫に感じていたと思います。
今回の研修で得た「困難な課題を突破するマインド」や「言葉の壁を超えて相手に伝えるコミュニケーション」を大切にしながら、会社に大きく貢献できる人財になれるよう、これからも自分自身をアップデートし続けたいです!
―ありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
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